クリシェ進行に酔った夜...が明けて、エレカシ曲のコード進行などについて考えてみた
今日も大学から真昼間に更新しています。
昨日は帰りの電車でエレファントカシマシのアルバム「昇れる太陽」
- アーティスト: エレファントカシマシ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・シグマ
- 発売日: 2009/04/29
- メディア: CD
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を聴いていました。イヤホンをしてちゃんと聴くのはこれが初めてだったかな?
9曲目に入っている「ネヴァーエンディングストーリー」の出だしからもう酔いましたね。クリシェ進行でがっつり始まるんですもん(笑)しかもこれがサビでこのあとこれでもか!ってくらい長いことクリシェ進行が続く(笑)
クリシェ進行というのはコードの一部(ベース音が多い)が半音ずつ下降していくコード進行のことです。
そのあともこのアルバムを聴いていたら
5曲目の「あの風のように」
6曲目の「おかみさん」
でも使われていましたね(笑)この頃、宮本さんがクリシェ進行にハマっていたのでしょうか?
このアルバムの他の曲にも、もしかしたら使われているかもしれませんので、また注意して聴いてみたいと思います。
エレファントカシマシの他の曲だと「今宵の月のように」のAメロで使われてますね。
「夕暮れ過ぎ~て~」のところです。
ルート音が
G→F#→F→E
と変わっています。
「悲しい色に~」のところでは
A→G#→G
となっていますね。
ギターで弾くとまたいいんですよねえこれが。しかも宮本さんはハイポジションで弾くのでかっこいいんですよ。
クリシェ進行を使っている曲は名曲と呼ばれている曲が多いみたいですね。
今回の「ネヴァーエンディングストーリー」のようにこれでもか!ってくらい前面に押し出されている曲は初めてでした。マイナーキーでここまでされるとかなり暗い雰囲気が漂って、疲れた体に沁みましたね(笑)
クリシェ進行とは違いますけど、宮本さんは下降していくコード進行が大好きな感じがしますね。それもルート音を半音だけ下降させる所謂"onコード"がとても多いです。
一番わかりやすいのは「ズレてる方がいい」の出だしで
E EonD# D
ああ かりそめのゆめでも~
こんな感じでEコードから始まって次がルート音だけ半音下げたD#。こんな感じです。結構どのアーティストもよく使ってはいますけど、宮本さんは多い気がしました。
ギターを弾く自分にとって動画を見ていてすごく驚いたことがあって、このオンコードは基本的に人差し指と小指で押さえて2音だけ鳴らすんですが、宮本さんは人差し指と薬指でやっちゃうんですよねえ。それもアコギで。薬指は直前までセーハさせているのでこれはえらくきついんですよ。(笑)オンコードの時に2音以上鳴らしているかまでは検証していませんが。
これに衝撃を受けてからは僕もそうやって弾くようにしています(笑)
音がどんどん下降していくコード進行というと「いつか見た夢を」のサビがずーっと下がり続けますね。
Eから始まってF#までドレミをなぞって下がり続けてます。
それから「待つ男」でも下げる進行を使って効果的に曲にアクセントを加えているように感じます。
これからもエレファントカシマシでクリシェ進行を使った曲などが見つかったら記事にしてみたいと思います。